抵抗の哲学と許しの哲学
もし貴方がなにかの抑圧にさらされているのなら、
それは抵抗しなくてはならない。
あなたの感覚を相手に伝え、それをやめさせないといけない。
やめさせることができないなら、距離をとろう。
これができるひとは勇気のあるひとだ。
だが、勇気のあるひとはそんなに多くない。
だから、飲み込んでしまう。
飲み込んで、飲み込んで、飲み込んでいるうちに、
何が自分の感情なのかわからなくなる。
そうなってはおしまいだ。
だから、抵抗しよう。あなたの感覚をいつなんどきも忘れてはいけない。
相手に抵抗することに成功したら、
その、あなたの思う”悲劇”にいつまでもとらわれていてはいけない。
執着こそ、自愛を難しくする罠なのだから。
自愛とは、
幸せを感じながら生きることである。
とすれば、自らの悲劇にいつまでもとらわれていることは、
あなたを愛していることにならない。
人のために許すのではない、
自分のために許すのだ。
あなたの不幸は、誰にも幸せをもたらさない。
そう考えれば、簡単に、
次に歩みを進めることができるはずだ。