ファッションとは自分の空間を飾り立てること、ただそれだけ。

「それださくない?」

そういわれるのをどれだけ恐れてきたことか。

別に両親が嫌いとかうまくいっていないとか
いうわけではまったくないが、

ちょっとファッションで挑戦してみると、

「そんな眼鏡はどうのこうの」
「そんなだらしない格好をして・・・」

と両親がいってくる家庭で大学まで育った。

そんなときは、
だまって、なんとなく受け入れてしまっていた。

だが、哲学的論考を深めていくと、
あることに気がついた。

つまり、
人間は分子の集まりにしかすぎず、その分子がたまたま
火(生命エネルギー)という形で、くっついているこの空間は、
自分自身以外の誰のものでもないし、それはこの世界で唯だ一つのものだ、
ということだ。

となればことは簡単だ。
唯一絶対の感性を比較しても意味がない。正解なんてない。
自分自身の空間なのだから、それを好きなように飾り立てればいい。

そう、それはイケバナで素材と素材をコーディネート(調和)して、
組み合わせ、そこに美を見出すことと何もかわらないのだ。

今年はhideが亡くなって20年ということもあり、
セブンイレブンから「hide word FILE」という小冊子が発売されている
のだが、この中の彼の言葉に、

「ああ、やっぱりね、おんなじこと考えてる」

というものがあった。1992年、hideが28歳のときの言葉。

「服の選び方ってその人の生き方を反映すると思うんだ。
だからオレ、人の着てる服って馬鹿にしないの」

そうそう。そうなんだよ。

だから、問題は、
それが一般的にださいかどうかなのではなくて、

その自分の空間を、自らの感性に敬意を払うことなく、
美意識をもつことなく、表現してしまっていることなんだ。

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