本田圭佑選手の発言にみる「結果と価値観のジレンマ」

ワールド・カップの日本代表の最後の10分、それ自体の是非をどうこう言うつもりはないのだが、本田選手のコメントが面白いな、と思った。

「サッカーはエンターテインメントなので。結果主義ではダメ、と僕はずっと思っているので。ただ、結果を出さないと誰も俺の発言を聞いてくれない。だから結果を追い求めるけど、本当はダメなんです。いいサッカーしてナンボなんですよ」
本田圭佑、ダメだけど「次のため、そこは理解して」(Nikkan Sports)

ここで、「結果を出さないと誰も俺の発言を聞いてくれない」というのは、とても悩ましい魂の叫びだなと思った。

だが、サッカーはエンタメという哲学があるなら、だめはだめ、ということなんだとも思う。そこに結果を持ち込んでしまった時点で、ぶれている。なぜなら結果はいつもついて回るものだから。どちらを優先させるのかわからなくなり、恣意的な世界に逆戻りしてしまう。

結果をださなくても、自分のことを聞いてくれる世界をつくるのが道なのではないか??そう思ってしまった。

個性が躍動するエンタメやアートと、記号としての数字がものを言うビジネスの違い。だから日本サッカーのメンタリティはあくまでビジネスにあるような気がする。

その点では、日本サッカーも、記号のために人工芝の球場をつくり続ける日本球界と、なにも変わらない。

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